
iPhoneを充電していると、充電速度が遅くなったと感じることがあります。さまざまな原因がありますが、いざという時のために事前に解決策を知っておくと、焦らずに対処できるでしょう。この記事では、iPhoneの充電が遅くなる原因と遅いと感じた時にできる解決策を解説します。
- 目次
iPhoneの充電が遅くなる原因とは
iPhoneの充電が遅くなる原因には、下記の4点が考えられます。当てはまる原因があるか確認してみましょう。
充電器やケーブルに不具合がある
充電器やケーブル自体が故障していたり、出力が弱いものや非正規品を使っていたりしても、充電速度に影響を及ぼす可能性があります。またコンセントから直接充電するのではなく、パソコンでUSBポートを経由して充電を行う場合も、充電が遅くなることがあります。
充電中にアプリ起動や操作を行っている
バックグラウンドで動作するアプリが増えてくると、iPhoneの負荷が大きくなり、充電が遅くなることがあります。充電中にアプリを起動していたり、スマホの操作を行ったりしてしまうと、充電より優先して電力が供給されてしまうため、充電時間はおのずと遅くなってしまう傾向にあります。
バッテリーが劣化している
長く使用しているスマホでは、バッテリーの劣化が原因で充電が遅くなることがあります。スマホの充電方法や使い方によって劣化の速度は異なりますが、一般的にバッテリーの寿命は約2年とされています。常にスマホを使用しており、充電回数が多い場合は、消耗速度が速くなる可能性があります。
周囲の気温や使用過多による端末の温度変化
バッテリーに使用されているリチウムイオン電池は、使用に適した0~35℃以外の極端な高温、低温になると、バッテリーのパフォーマンスが低下したり、劣化しやすくなったりする特徴を持ちます。周囲の気温や使用多過により端末の温度が急激に変化すると、バッテリーに負荷がかかり、充電が遅くなる原因になります。
iPhoneの充電が遅いと感じた時にできる解決策
iPhoneで充電が遅い場合の対処法を紹介します。
iPhoneを再起動してみる
iPhone本体に何かしらの不具合が生じて充電が遅くなっている場合には、端末を再起動してみると、充電速度が改善されることがあります。アプリやシステムを一旦終了することで、充電に影響を与えていたものがリセットされるため、再起動後に充電状況を確認してみましょう。またiPhoneの電源をオフにした状態で充電を行えば、消費電力が抑えられて、充電速度を上げられるので、時間がない時には効果的な充電方法です。
以下がiPhoneの再起動の手順になります。
- iPhone 5、6、7、8、SEの機種
- 右側部または上部にある電源ボタンを長押し
- 電源オフスライダをスワイプ
- 電源ボタンを長押しして再起動
- iPhone X、11、12、13 以降の機種
- 片方の音量調節ボタンとサイドボタンを同時に長押し
- 電源オフスライダをスワイプ
- 電源ボタンを長押しして再起動
別の充電器を利用する
iPhoneの充電が遅い場合は、充電器やケーブルを交換することで改善する場合があります。ケーブルに断線が生じていないか、根元部分を確認してみてください。断線や破損があるなら、別のケーブルに替えて不具合が改善されるかチェックしてみましょう。交換の際にはできるだけApple純正、またはMFi認証の充電器やケーブルを使用することをおすすめします。
使っていないアプリを終了させる
使用していないアプリの動作が充電を遅くさせている原因にもなり得ます。起動しているアプリを終了させることで、充電速度が改善される可能性があります。
アプリを終了させる手順は以下の通りです。
- iPhone 5、6、7、8、SEの機種の場合
- 2回素早く「ホームボタン」押す
- 起動しているアプリの画面を下から上にスワイプ
- iPhone X、11、12、13 以降の機種の場合
- ホーム画面を下から上に中央までスワイプ
- 起動しているアプリが画面を下から上にスワイプ
機内モードや低電力モードで充電する
充電をする際に機内モードや低電力モードで行うと、余計な機能が制限されるため、充電スピードを上げることが可能です。機内モードに設定すると、メールや電話など、通信機能が利用できなくなります。低電力モードでは、一部使用できる機能が制限されますが、消費電力が抑えられます。
- 機内モードの設定
- 「コントロールセンター」を開く
- 飛行機マークの「機内モード」をタップしてオンにする
機内モードのオンオフは「設定」→「機内モード」でも設定できます。
- 低電力モードの設定
- 「設定」アプリを開く
- 「バッテリー」→「低電力モード」をオンにする
iPhoneのバッテリーを長持ちさせる充電方法
iPhoneのバッテリーを長持ちさせるには、バッテリーに負荷がかかる操作は控える必要があります。充電速度が遅くなるだけでなく、バッテリーの劣化を加速させてしまうため、「ながら」充電は行わず、0°~35℃程度の適温下で充電することが大切です。過充電や残量不足といった負荷をかける充電方法は避けて、常に20~80%の残量維持を意識した適切な充電管理を心がけるようにしましょう。
iPhoneの充電が遅い不具合が解消されない場合は
上記で解説した対処法を試してみても、iPhoneの充電が遅い不具合が解消しない場合は、iPhone本体の故障やバッテリーの劣化も考えられます。バッテリー交換をはじめ、iPhone修理ならiCrackedへご相談ください。