iPhoneのカメラで撮影した写真や撮影画面に、線や点が写り込むことがあります。せっかくの写真撮影も、線や点が入ってしまうと、台無しです。この記事では、iPhoneのカメラに線が入る原因と対処法を詳しく解説します。
- 目次
iPhoneのカメラに線が入る原因
iPhoneのカメラに線が入る原因をいくつか原因があります。当てはまる項目はないか確認してみましょう。
カメラレンズの破損や汚れ
カメラレンズに傷やヒビが入っていたり、汚れやゴミなどが付着していたりすると、光が正しく入らず、カメラに線が入ることがあります。カメラレンズは壊れやすく、不意に落としてしまった場合、落下による衝撃で割れてしまうことが多いようです。
フリッカー現象による線の出現
蛍光灯やLED照明など、点滅する光源の下で撮影した際に、点滅速度とシャッタースピードが一致していないと、縦や横の線が写り込むフリッカー現象が生じることがあります。
ソフトウェアやアプリの不具合
OSやアプリの不具合でカメラに線が入る可能性も考えられます。またバックグラウンドでアプリが起動していることが原因で、iPhoneの処理が重くなり、カメラアプリだけでなく、関係のないアプリにも線が入る問題が生じることもあります。
磁石内蔵のアクセサリによるカメラへの干渉
磁石が使われている保護ケースの中には、カメラに磁気干渉を引き起こすタイプのものもあります。特に背面カメラの近くに強力な磁気を持つ磁石や金属板が配置されているようなアクセサリだと、カメラセンサーの精度が低下したり、カメラの性能が最大限に発揮できなくなったりする問題が生じます。
バックカメラの故障
カメラ本体の故障が原因で、撮影の際にカメラに線が入り込むことがあります。カメラレンズと同様、落下などで衝撃が加わると、カメラ内部に破損が生じてしまう可能性が高まります。
iPhoneのカメラに線が入ってしまうときの対処法
iPhoneのカメラに線が入ってしまう時に改善する可能性のある対処法を紹介します。
カメラレンズを綺麗にする
カメラレンズに付着した汚れやホコリなどを掃除することで、黒い線が入らずに、綺麗に撮影できる状態になる可能性があります。カメラ内部やひどいレンズ汚れは、自身で清掃するのは難しいため、修理を依頼した方がベストですが、表面に付着したゴミや汚れであれば、掃除が可能です。糸くずが出ないようなレンズクロスや柔らかい布、エアダスターなどを使って、傷つけないように優しく掃除を行いましょう。
iPhoneを再起動する
iPhone本体やOS、アプリなどに一時的な不具合が生じている場合は、iPhoneを再起動することで、改善されることがあります。
iPhoneの再起動の手順は以下になります。
- iPhone 5、6、7、8、SEの機種
- 右側部または上部にある電源ボタンを長押し
- 電源オフスライダをスワイプ
- 電源ボタンを長押しして再起動
- iPhone X、11、12、13 以降の機種
- 片方の音量調節ボタンとサイドボタンを同時に長押し
- 電源オフスライダをスワイプ
- 電源ボタンを長押しして再起動
- 電源ボタンを30秒程度再起動されるまで長押し
- 再起動をタップ
シャッタースピードを調整する
フリッカー現象によりカメラに線が入るようなら、シャッタースピードを調整することで、改善する場合があります。iPhoneの標準カメラでは、シャッタースピードを調整できる機能はありませんが、iPhone 11以降の機種で利用可能なナイトモードであれば、変更できます。
ナイトモードからシャッタースピードを調整する方法は下記通りです。
- 暗い環境で標準カメラを開く
- 上部の詳細タブ「 ﹀ 」→ナイトモード（月のマーク）を選択
- シャッタースピードを3～10秒の間で変更
標準カメラ以外のカメラアプリには、シャッタースピードを調整できるものがあります。その場合はシャッタースピードを1/100秒以下に設定とよいでしょう。
iOSやアプリをアップデートする
iOSやアプリを最新の状態にアップデートすることで、カメラに線が入る不具合が解消されることがあります。
以下が最新のiOSにアップデートする方法です。
- 「設定」アプリ→「一般」を開く
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 「今すぐインストール」でアップデート
アプリを最新のバージョンに更新するには、次の手順で実施します。
- 「App Store」を開く
- 画面上部のアイコン「マイアカウントボタン」をタップ
- アップデートを行うアプリ右にある「アップデート」をタップ
磁石内蔵のケースを外してみる
磁気を帯びた保護ケースなどが原因の場合は、一度ケースを外してみて、カメラの線が消えているか確認してみてください。使用中のケースを外せば、不具合が解消されるようなら、カメラ部分に干渉しないようなケースを使用しましょう。
iPhoneのカメラに線が入る場合は
上記対処法では、iPhoneのカメラに線が入る不具合が解消されない場合は、カメラ自体の故障も考えられるので、一度専門店に相談してみることをおすすめします。iPhone修理なら、ぜひiCrackedへご相談ください。