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スマホの防水性能はどこまで大丈夫?お風呂で使用はできるのか

コラム 最終更新日: 掲載日:
スマホの防水性能はどこまで大丈夫?お風呂で使用はできるのか

iPhoneに防水(耐水)機能があるのはご存じだと思います。新しい機種になるにつれて、防水性能も高くなり、水濡れに強くなっています。

しかし、お風呂やプール、海、雨などの水濡れで、水没してしまう危険性はいくつもあります。実際に、iPhoneの防水性能はどこまで維持できるのでしょうか?

こちらでは、iPhoneの防水性能が備わっている機種、どこまで耐えられる仕様なのか、について解説します。

目次

iPhoneの防水の対応機種

iPhoneに防水性能が備わったのは、2016年9月16日発売の iPhone 7 以降の機種です。対象の機種は次の表で紹介しています。

防沫・防塵・耐水性能 対応機種
iPhone 14 iPhone 12 iPhone XS
iPhone 14 Plus iPhone 12 mini iPhone XS Max
iPhone 14 Pro iPhone 12 Pro iPhone XR
iPhone 14 Pro Max iPhone 12 Pro Max iPhone X
iPhone SE (第 3 世代) iPhone SE (第 2 世代) iPhone 8
iPhone 13 iPhone 11 iPhone 8 Plus
iPhone 13 mini iPhone 11 Pro iPhone 7
iPhone 13 Pro iPhone 11 Pro Max iPhone 7 Plus
iPhone 13 Pro Max    

iPhone防水性能の保護等級

iPhoneの機種によって等級や性能に違いがあります。次の表で機種ごとの防水性能について解説しています。

保護等級 防水性能 機種
IEC 規格 60529 に基づく IP68 等級に適合 水深 6 m まで、最長 30 分間、防水機能を維持 iPhone 14、iPhone 14 Plus、iPhone 14 Pro 、iPhone 14 Pro Max、iPhone 13、iPhone 13 mini、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Max、iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max
IEC 規格 60529 に基づく IP68 等級に適合 水深 4 m まで、最長 30 分間、防水機能を維持 iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max
IEC 規格 60529 に基づく IP68 等級に適合 水深 2 m まで、最長 30 分間、防水機能を維持 iPhone 11、iPhone XS、iPhone XS Max
IEC 規格 60529 に基づく IP67 等級に適合 水深 1 m まで、最長 30 分間、防水機能を維持 iPhone SE (第 3 世代)、iPhone SE (第 2 世代)、iPhone XR、iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus

保護等級「IP●●」とは?

保護等級IPとは、IEC(国際電気基準会議)規格で規定されている機器の保護等級を記号で示したものです。機器の防塵、防水に関する保護を規格化しています。

IP6●の数字は、0~6またはXで表される防塵に対する保護等級で、IP●8の数字が、0~8またはXで表される水の侵入に対する保護等級です。

また、数字が大きい方が保護性能が高いです。

iPhoneをお風呂で使用しても大丈夫?

前述している保護等級ごとの防水性能を確認してみるとお風呂で使用しても問題ないように思われますが、iPhoneをお風呂で使用するのはやめた方が良いでしょう。

防水性能のテストは、常温の真水で行われているため、お風呂のように温度が高く、シャンプーや石鹸が混じることや入浴剤を使用していると、テスト環境とは異なります。

また、テストに使用されるのは新品時のiPhoneです。長期間使用の劣化により、水が侵入しやすくなっている場合は水蒸気で水没してしまうこともあります。

実際に iCracked のお客様でも、お風呂で使用していたら落としていないのに、急に画面が映らなくなり、分解してみると水没が疑われる症状がありました。

同様に海やプールなどでの使用もやめましょう。塩水や塩素などが混ざっているので落とすと危険です。雨についても当たり過ぎると水没してしまうことがあるので気をつけてください。

あくまで、通常利用の範囲で起きてしまった水濡れなどに対しての耐性だと思っておいた方がいいでしょう。お風呂での使用や濡れることが想定されるところでの利用は、通常利用の範囲では無いと考えます。

Apple では、水濡れによる故障は保証対象外であることを考えても気をつけて使用ください。

水没を防ぐための注意事項

  • iPhone 身に着けたまま泳いだり入浴する行為
  • iPhone に強い水圧やや流速が大きい水をかける (シャワー、ウォータースキー、ウェイクボード、サーフィン、ジェットスキーなど)行為
  • iPhone をサウナやスチームルームなど湿度の高い場所で使用する
  • 適切な温度範囲外や極度に湿度の高い環境で iPhone を使用する
  • iPhone を落とすなど、衝撃を与える行為
  • iPhone を分解する (ネジを外すなど)行為
  • 石鹸、洗剤、酸や酸性の食品、および液体 (香水、虫除け、ローション、日焼け止め、油、接着剤リムーバー、毛髪染料、溶剤など) の付着に極力注意が必要。

防水性能が低下する原因

すでに少し触れていますが、iPhoneの防水性能が低下する原因は、劣化によるものです。具体的には、iPhoneの防水機能を維持するための接着シールが劣化したり、フレームが歪んでしまったりします。

劣化や歪みにより小さな隙間ができ、防水性能が低下することで水が侵入しやすくなります。

また、修理を目的としていて分解(ネジを外す)することで、分解前に比べて防水性能が低下してしまいます。

ですので、iPhoneを修理する場合は、修理店選びに注意してください。防水性能がまったく無くなってしまう場合もあります。

全国の iCracked Store では、修理後も防水機能を維持するために、競合他社にはない対策をしています。

まずは、画面修理やバッテリー交換など、どのような修理についても接着テープの貼り直しを行います。こちらは、修理店によっては貼り直しをしないことや別料金で防水シールとして提供をしていますが、 iCracked Store では、すべて修理価格に含まれています。

また、iCracked 独自で治具を作製してiPhoneに傷をつけずにしっかりと圧着することで隙間を無くす仕組みづくりをしておりますので、修理前の防水性能をに近づけることができます。

まとめ

iPhoneの防水性能が備わっている機種、どこまで耐えられる仕様なのか、について解説しました。iPhoneは完全防水ではないので、水没してしまう原因になるような使い方は避けましょう。

また、劣化や修理により、防水性能が低下していきます。防水(耐水)性能を過信しすぎず通常の範囲内で使用するようにしましょう。

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