
iPhoneを使っていると、画面に残像が残ったり、色ムラが見えたりする画面焼けが生じることがあります。画面が見えにくくなるだけでなく、誤操作も増えてしまうため、画面焼けができないように気を付けて利用する必要があります。この記事では、iPhoneで画面焼けが発生する原因と画面焼けを防ぐ予防策について詳しく解説します。
- 目次
iPhoneの画面焼けとは
iPhoneの画面焼けとは、特定のアプリやサイトを長時間表示していると、画面にその画像が焼き付いたり、ピンク色になったり、色ムラが発生したりする現象のことをいいます。iPhone X以降の機種で採用されている有機EL(OLED)ディスプレイに多く見られます。
画面焼けかどうかの判断方法
iPhoneで画面焼けが発生したかどうか判断する方法があります。画面焼けを確認するには、画面全体に白色の画像を表示させて、残像や色ムラができていないか確認します。「画面焼き付き 白い画像」と検索すると、確認に使える画像が出てくるので、試してみてください。
iPhoneで画面焼けが発生する原因
iPhoneで画面焼けが発生してしまう原因は下記の2つが考えられます。
スマホの長期利用による経年劣化
iPhoneを長期間利用していると、経年劣化により画面焼けを引き起こす場合があります。ディスプレイは使うほど劣化してくため、使用頻度が高い人ほど画面焼けが早く訪れます。ディスプレイは白色の明るい発光や直射日光で焼き付きが起きやすいので、普段から気を付ける必要があります。
長時間にわたり同じ画面を表示する
iPhoneで長時間同じ画面を表示し続けることが、もっとも画面焼けができやすい要因です。ゲームやSNSを使っていて、iPhoneの画面をつけっぱなしで放置してしまうと、画面焼けのリスクは高まります。
iPhoneの画面焼けを防ぐための予防策
iPhoneの画面焼けが一度できてしまうと、基本的には画面交換以外、改善方法はありません。iPhoneの画面焼けを回避するためには、焼き付けが起きないよう予防することが大切です。画面焼けを防ぐ予防策をいくつか紹介します。
同じ画面を表示し続けない
iPhoneを利用する際には、こまめに画面を消して、長時間同じ画面を表示し続けないように注意する必要があります。iPhoneを使っていない時に画面が自動で消える自動ロック機能を利用するなどして、スリープ状態になるまでの時間を短く設定するのがおすすめです。
- 「設定」アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- 「自動ロック」→「30秒」「1分」「2分」「3分」「4分」「5分」の中から時間を設定
画面の輝度を下げる
画面焼けを予防するには、画面の輝度を暗めに設定するのが有効です。下記が画面の輝度を下げる手順になります。
- 「設定」アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- 「明るさ」をスライダで調整
ホーム画面の背景を暗色系に設定する
画面の背景や待ち受けを明るい色に設定していると、ディスプレイの劣化を早めてしまうため、暗色系や黒系などできるだけ暗めの画像に設定しましょう。また、外観モードをダークモードに設定するのも輝度が低くなるため、画面焼けの予防には効果的です。
画面の背景をダークモードに設定する手順は次の通りです。
- 「設定」アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- 「外観モード」の「ダーク」を選択
直射日光が当たらない場所に置く
iPhoneの画面は直射日光に弱いため、日の当たらない場所で使用するようにしましょう。屋外で使用する頻度が高い場合は、紫外線をカットする保護フィルムを貼って利用してください。
iOSを最新バージョンにアップデートする
有機ELディスプレイが採用されるようになり、画面焼けが起こることが増えたことから、Appleも画面焼け解消に向けて、ソフトウェア面でさまざまな改善策を施しています。iOSを常に最新にアップデートしておくことで、最新のディスプレイ制御技術に更新できます。画面焼けを防ぐためにも、iOSのバージョンアップを定期的に行いましょう。
iOSを最新バージョンにアップデートする手順は下記の通りです。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 「今すぐインストール」でアップデート
iPhoneで画面焼けが改善されない場合は
iPhoneの画面焼けはできてしまうと、自然に直ることはないため、修理するしか改善方法はありません。画面焼けの症状がみられる場合は、修理店にiPhoneを一度見てもらうことをおすすめします。画面焼けによる画面交換など、iPhone修理ならぜひiCrackedへご相談ください。