iPhoneでネットを見ようと思ったのに、電波が悪くてつながらないと困ってしまいますよね。
iPhoneの電波が悪い原因は、電波が悪い場所や状況にいるときの外的要因と、iPhone自体の不具合による内的要因の2つに分けられます。
場所や状況が原因になっている場合は、自然に電波状況は解消されますが、iPhone自体に原因がある場合は対処が必要です。
今回は、状況別にiPhoneの電波が悪いときの原因と対処方法を解説します。
- 目次
iPhoneの電波が悪くなりやすい場所や状況
iPhoneの電波には、「反射」「透過」「回り込み」などの特性があり、電波が悪くなりやすい場所や状況があります。
- 地下鉄やビルの地下などにいる
- 携帯電話の通信エリア外にいる
- 人混みにいる
- キャリアの基地局に不具合が出ている
- 契約したギガを使い切って低速モードになっている
特に、地下は電波を通しにくくなってしまいますので、地下鉄やビルの地下などは電波が悪くなりやすい場所です。また、ビルとビルの間などは電波がビルで反射してしまうため、電波の悪いスポットになってしまうケースがあります。
意外と見落としがちなのが、月間の契約したギガ数を使い切って低速モードになっているパターンです。
まったく電波がつながらないという訳ではないけれど、通信速度が極端に遅くなったと感じる場合、ギガ数を使い切っていないか確認しておきましょう。
フリーWi-Fiは通信が不安定な場合も
飲食店などのフリーWi-Fiに接続している際に電波が悪いと感じた場合、Wi-Fiの電波状況や混雑状況が原因となっているケースがあります。
フリーWi-Fiのルーターが設置されている場所次第で、電波が届きにくい席ができてしまう可能性もあります。
また、フリーWi-Fiに同時に接続している方が多い場合、Wi-Fiの電波を複数人で分けあうため、回線が不安定になってしまいます。
場所や状況が原因でない場合の対処方法
場所や状況を変えてもiPhoneの電波が悪い状態が続く場合、iPhone側の不具合が原因となっていることが考えられます。
ここでは、場所や状況が原因でない場合に試してみるべき対処方法を解説します。
モバイルデータ通信がオンになっているか
iPhoneをWi-Fiに接続しているときは電波がつながるけど、Wi-Fiに接続していないときに電波がまったくつながらない場合、モバイルデータ通信がオフになっている可能性があります。
「設定」→「モバイル通信」の順にタップして、モバイルデータ通信がオンになっているか確認してみましょう。
機内モードをオン・オフする
iPhoneの電波が不安定な場合、機内モードをオン・オフすることで状況が改善する場合があります。
「設定」から「機内モード」のスイッチで、機内モードをオン・オフすることができます。一度オンにして5秒程度待ってからオフにするようにしましょう。
Wi-Fiをオン・オフする
iPhoneをWi-Fiに接続しているときに電波が悪く感じる場合、Wi-Fiのオン・オフで状況が改善する場合があります。
「設定」→「Wi-Fi」に進み、Wi-Fiのスイッチでオン・オフします。この場合も、Wi-Fiをオフにしてから5秒程度待ってオンに戻すようにしましょう。
また、Wi-Fiルーターから場所が離れている場合、Wi-FiルーターとiPhoneの間に壁がある場合などは、ルーター・iPhoneの場所を変えることで改善するケースもあります。
iPhoneを再起動する
iPhoneの不具合の多くが、再起動をすることで改善されます。iPhoneを再起動する方法は、機種によって異なります。
- iPhone X、11、12、13 以降:いずれか片方の音量調節ボタンとサイドボタンを長押しすると電源オフスライダが表示される
- iPhone 6、7、8、SE:サイドボタンを長押しすると電源オフスライダが表示される
最新のOSにアップデートする
iPhoneのOSが古いバージョンの場合、OSの不具合で電波が悪くなっている可能性もゼロではありません。
「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」に進み、アップデート可能なOSのバージョンがある場合はアップデートを試してみましょう。
それでも電波の悪さが解消されない場合に試してみるべき対処方法
ここまでの対処方法を試してみても電波の悪さが解消されない場合は、次の2つの対処方法を試してみましょう。
ネットワーク設定をリセットする
iPhoneが圏外のまま、何をやっても状況が改善されない場合、ネットワーク設定をリセットすることで改善する場合があります。
「設定」→「一般」→「リセット」の順にタップして、「ネットワーク設定をリセットする」を選択してパスコードを入力すれば、ネットワーク設定をリセットできます。
SIMカードを挿し直してみる
SIMカードの物理的な接触不良が、電波が悪い原因になっているケースもあります。
iPhoneの電源を切って、SIMカードを抜き挿しし直してみると状況が改善する可能性があります。SIMカードを抜いた際に、目視で汚れがあれば柔らかい布で拭いておきましょう。
どうしてもiPhoneの電波の悪さが改善されない場合はアンテナの故障も
iPhoneの電波が悪い原因は、場所や状況などの外的要因なのか、iPhone自体に原因があるのかを切り分けて考える必要があります。
場所や状況が原因となっている場合、場所を変えたり時間を空けたりすることで電波状況が改善されます。
また、iPhone自体が原因となっている場合も、機内モードのオン・オフや再起動で解消されるケースが多くなっています。
何をやってもiPhoneの電波の悪さが改善されない場合は、アンテナなどのiPhoneの故障が考えられますので、iPhoneの修理も検討する必要があります。
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