突然のiPhoneの故障で困ってしまうのは、修理の際に初期化しなければいけないのかということではないでしょうか。
初期化することで、iPhoneが工場出荷時の状態になってしまいます。写真やアプリのデータはもちろん、各種設定もデフォルト状態に戻ります。
できれば、初期化をすることなく修理ができればと思っている方は少なくありません。ここでは、iPhoneの修理は初期化が必要なのかについて詳しく解説しています。
- 目次
iPhoneを修理すると初期化される?
iPhoneを修理すると初期化される場合と初期化されない場合があります。これは、修理方法や修理箇所によって違いがあります。
例えば、Appleリペアセンターへの配送修理、Apple Store、Apple 正規サービスプロバイダ、非正規修理店と修理方法がいくつもあります。
また、画面修理、バッテリー交換、カメラ修理、水没修理など、故障によって修理箇所がことなります。
そのため、修理の依頼先や修理箇所によって初期化される場合と初期化されな場合があります。
まず、順を追って説明します。
Appleリペアセンターへの配送修理
Appleリペアセンターを利用してiPhoneを修理する場合は、修理個所に関わらず初期化が必要です。
Appleの配送修理の依頼手順でも必要であればバックアップを取るなどして初期化するように記載されています。仮に、初期化せずに修理に出した場合も、初期状態(工場出荷時の状態)で返ってきます。
配送修理の事前準備
Appleリペアセンターへの配送修理を依頼する場合は以下のことを行ってください。
- データ等、iPhoneのバックアップ。
- 初期化(データ保護が目的)。
- Apple ID のデバイスリストからiPhoneを削除。
- SIM カードを取り出す。
Apple Store / Apple 正規サービスプロバイダ
Apple Store か Apple 正規サービスプロバイダでiPhoneを修理する場合は、初期化が必要な場合と必要ではない場合があります。
初期化が必要でない修理は「バッテリー交換」と「画面修理」に限られています。
仮に、バッテリー交換をする際に、カメラ割れなどがあると同時に修理を受けなければならなくなります。その場合は、データを消す必要があるため初期化されます。カメラだけ修理しないという選択はできません。
正規サービス持ち込みの事前準備
故障状況により、不可能なこともありますが、Appleでは以下の準備を推奨しています。
- データ等、iPhoneのバックアップ。
- Apple ID のパスワード。修理によっては、デバイスを消去 (初期化) し、「探す」をオフにする必要があるため。
- iPhoneのバッテリー交換の場合は、バッテリー残量を 30 % 以下にする。修理の所要時間を短縮できます。
非正規修理店
非正規修理店でiPhoneを修理する場合は、修理店によりますが、ほとんどの修理で初期化をする必要がありません。
例えば、画面修理、バッテリー交換、カメラ修理など、複数個所修理が必要な場合も初期化されることはありません。
故障の時点でデータが消えている場合や修理ミスでもない限りデータを残してiPhoneの修理が可能なのが非正規修理店です。
また、基本的に事前準備が必要ないので、予約もなく飛び込みでの対応もしている修理店がほとんどです。
iPhoneを修理する前にバックアップ
どこにiPhoneの修理を依頼する場合も、念のためバックアップを残しておきましょう。サービスの内容や修理ミスなどを考えると絶対に初期化されないとは言い切れません。
また、万が一の故障に備えて定期的にバックアップを取っておくといざという時も安心です。もしもの時に備えてiCloudやiTunesへバックアップを残しておくことをおすすめします。
実際に、初期化が必要であったり、初期化してしまった場合もバックアップがあれば復元も可能です。
まとめ
iPhoneを修理するには初期化が必要なのかについて解説しました。また、初期化されてしまうことがあるかについても合わせて説明させていただいたので、どこで修理するのかや修理箇所によって違いがあることが分かっていただけたかと思います。
もしも、初期化されデータが消えてしまった場合に備えて、バックアップの方法と修理後のiPhoneにデータを復元させる方法も掲載しているので、参考にしてください。