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スマホのCookie設定と確認方法!役割と有効・無効の違いについて解説

コラム 最終更新日: 掲載日:
スマホのCookie設定と確認方法!役割と有効・無効の違いについて解説

iPhoneのクッキー(Cookie)の設定方法はご存じですか?iPhoneのクッキーを許可しておくことで、操作の手間が省けたり、欲しい情報が入ってきたりと、さまざまに便利な機能です。

しかし、Cookieについて詳しくご存じない方は、「ブラウザのCookieがオフになっています。Cookieをオンにしてください。」とメッセージが表示されて安全なのかと心配された経験もあるのではないでしょうか。

ここでは、iPhoneのクッキー設定方法とクッキー(Cookie)の役割や仕組みについて解説します。

目次

Cookie(クッキー)とは?

Cookie(クッキー)とは、接続したWEBサイト側でユーザーの情報を一時的にブラウザに保存することです。主にログインIDや閲覧履歴、IPアドレス、訪問回数などのテキストファイルです。

また、Cookieには、大きく2種類に分類することができ、「ファーストパーティ」と「サードパーティ」が存在します。

ファーストパーティのCookieとは?

ファーストパーティCookieとは、ユーザーがアクセスしたWEBサイトから発行されてるクッキーです。例えば、「abc.jp」というWEBサイトのドメインがあるとすると、「abc.jp」から発行されるのが、ファーストパーティのクッキーです。

サードパーティのCookieとは?

サードパーティCookieとは、ユーザーが直接アクセスしていないWEBサイトから発行されているクッキーです。例えば、「abc.jp」というWEBサイトにアクセスした場合、アクセスしたサイトに設置されている広告媒体を経由して「def.com」というドメインから発行されるのが、サードパーティのクッキーです。

Cookieの仕組について

例えば、WEBサイトにアクセスした場合、WEBサーバーからIDが発行されて記録がブラウザに一時的に保存されます。

これにより、同じサイトに接続した際に、CookieがWEBサーバーに送られサーバー上に保存してあるユーザー情報と照合して紐づけることができます。

例えば、楽天、Amazon、Yahoo!ショッピング、メルカリなどのECサイトやSNS(TwitterやInstagram など)でCookieが利用されています。

Cookieに保存される情報

実際に身近な例でCookieに保存される情報について紹介します。具体的な内容は、次を確認してください。

  • ECサイトの商品をカートに入れたまま、ブラウザを閉じても再訪問すると前回同様に商品がカートに入っている。
  • 以前にショッピングで一度登録している住所、クレジットカードの情報がECサイトに記録されている。
  • SNS(TwitterやInstagram など)に一度ログインすれば、ログアウトやCookieが削除されないい限り、ID・パスワードを入力せずにログインできる。
  • これまでの閲覧履歴などから興味・関心がありそうな広告が表示される。

上記のようなメリットがあります。続いてデメリットについて紹介します。

  • 閲覧履歴やIPアドレスは、Cookieを発行した事業社(閲覧したウェブサイトや広告配信事業社 など)にも保存されるため、不正利用/不正アクセスのリスクがある。
  • iPhoneを紛失してしまい、ロックなども解除されてしまうと他人が不正ログインや商品購入などができてしまうリスクがある。

このように、Cookieには良い面もあれば悪い面もありますが、基本的にはあやしいサイトなどでなければ安全ですが、心配であればブロックをしたり削除することもできます。

iPhoneのCookieをブロックと削除方法

iPhoneにCookieが残るのが心配であれば、ブロックや削除をして下さい。具体的な内容は、次を確認してください。

iPhoneのCookie機能をオン・オフの設定と確認方法

iOS14以降のiPhoneでは、下記のような手順で、Cookie機能の設定を変更することができます。

iPhoneのホーム画面から「設定」>「safari」>「詳細」>「すべてのCookieをブロック」をタップすることで、オン、オフを切り替えることができます。通常はオンの状態になっています。

SafariのCookie削除

iPhoneのホーム画面から「設定」>「safari」>「履歴とWebサイトデータを消去」をタップするとSafariのCookieを削除することができます。情報を残しておきたくない場合は、こちらの機能を使用してください。

上記のように、ブロックや削除が可能ですが、ログインや認証が必要なサイトやページなどは、ほとんどの場合「Cookie」を有効に設定していないとうまく表示されなかったり、買い物できなかったりと不便が生じることがあります。

また、iPhone標準のブラウザアプリ「safari」のバージョン11.0からは、複数サイト間におけるユーザー行動の追跡計測(クロスサイトトラッキング)を制御するITP(Intelligent Tracking Prevention)というセキュリティの仕組みが実装されています。

ユーザーのプライバシー保護と利便性のバランスを考慮した仕組みになっていおり、「サイトトラッキングを防ぐ」というユーザーがSafariで設定できる機能です。デフォルトでは「オン(有効)」になっているので「すべてのCookieをブロック」する必要はないかもしれません。

Cookieとキャッシュの違い

Cookieと混同してしまうのがキャッシュです。Cookieが閲覧履歴やIPアドレスなどの情報に対して、キャッシュは、一度アクセスしたWEBページのデータを一時的に保存したものです。WEBページに再訪問したときに、キャッシュに保存されたデータを利用するのでページの読み込みが速くなるというものです。このように、Cookieとキャッシュに保存される情報は違いがあります。

まとめ

iPhoneのクッキー設定方法とクッキーの役割と仕組みについて解説しました。Cookieはユーザーの利便性を高める機能なので、不安になる必要はありません。

また、WEBサイト閲覧をしている際に、広告が自分の行動をもとに表示されているのが怖いと感じる場合なども、「サイトトラッキングを防ぐ」という機能がデフォルトでオンになっているので、安心です。

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