みなさんはスマホの保護ケースを使っていますか?
たまに「ケースはつけない派だ」という方もおられますが、修理を行っている立場からするとケースは絶対につけたほうがよいです。特に最近のiPhoneは背面がガラスになっていますので必須ですね。背面ガラスが割れるとApple StoreやApple正規店では本体交換になりますし、非正規の第三者修理業者では基本的に背面ガラス割れの修理は行っていないはずです。
背面ガラスが割れてしまったiPhoneの修理には、(1)割れた背面ガラスを剥がして新しいものを接着剤で貼り付ける方法と、(2)iPhoneを分解して背面ガラスが取り付けられた新しいハウジングに取り外した全てのパーツを付け替える方法があります。
背面ガラス単体、ハウジングに取り付けられた部材の両方とも調達することはできますが、(1)の方法は割れたガラスをきれいに剥がすのが大変で手間がかかるため、国内の修理業者で行っているところは殆どないと思います。
それよりは(2)の作業の方が簡単で仕上がりも綺麗なのですが、、、1と2のどちらにせよ背面にAppleのロゴがプリントされたパーツを使った時点で「商標法違反」になります。
Appleロゴがないパーツなら商標法にはひっかかりませんが、iPhoneのハウジングにはアンテナラインと呼ばれる受信感度改善をするための機構があるので、これを交換すると厳密には登録修理業者制度としての修理からはずれてしまい、場合によっては「電波法違反」となる可能性があります。
少し話が逸れてしまいましたので、ケースの話に戻ります!
スマホの保護が目的ですので当然の保護性能は重要ですが、デザイン性や使いやすさも大事ですよね。私はスマホを買い替えるときは同時にケースと保護フィルムも購入するのですが、ケースは満足できずに買い替えることがよくあります。
- デザインはよいのだけど滑りやすくて
落としそう - サイドのボタンを押すと違和感がある
- 使い勝手は悪くないが、普通すぎてつまらない
保護性能、デザイン、使いやすさ、これらを全て満たすケースはなかなか見つからないものです。結局いくつか個購入したなかで「まあこれでいいか」と妥協して使い続けることが多かったです。
パシフィックブルー色のケース!?
今年、3年間使用したiPhone XからiPhone 12 Proに変更しました。色はパシフィックブルー。
せっかくの新色なのでケースはTPU製の透明なものを選びました。ただし完全に透明なTPUケースは徐々に黄ばんできてしまうことが多いので、若干グレーがっかたもの選択しました。
使い勝手などは悪くなかったのですが綺麗なブルーが暗くなってしまうのです、、、当たりまえ(笑)
そんな時にたまたま目にしたのが「CASETiFY(ケースティファイ)のインパクトケース」
なんとカラーが26色もあり、そのうちの一つの名称が「パシフィックブルー」です。iPhone本体と同じカラー名称にするのですから、よほど12 Proの新色にマッチする自信があるのでしょう。5,700円と少しお高いですが買うしかありません!
(CASETiFYさんのHPのスクリーンショットの画像を使わせていただきました)
このCASETiFYというブランドはグリッターケースや好きな文字をプリントできるカスタマイズケースなど、インスタなどたまに見かけることがあったので名前は知っていましたが購入したのは今回が初めてです。
カスタマイズできるケースも色々なデザインがあり、好きなテキストも色やフォント、位置まで変更することができます。
「パシフィックブルー」のクリアケースに黄色で「iCracked」と入れてみましたがどうでしょうか?
オンラインで発注して待つこと1週間、海外から届きました!
光の当たり具合か、写真では少し濃いネイビーのように見えていますが、実際はiPhone 12Proのパシフィックブルーに近い青でとてもマッチしています。
「インパクトケース」のデキが素晴らしかった!
実は注文するときに不思議に感じることがありました。蛍光サンドやキラキラのラメが動くグリッターケースが4,700円(iPhone 12proの場合)と、私が購入したシンプルなクリアケースよりも安いのです。
ただ、届いて手にしてわかったのですが、この「インパクトケース」のデキがとても良いのです!
とてもしっかりしていてiPhoneにガチッとはまります。でも硬すぎず衝撃にも強そうで、さらには30gと軽量です。
ちなみに中に蛍光イエローとオレンジの砂が入ったタイプ(iPhone XR用)は69gとさすがに重めでしたが、同じくXRのiFaceも58gでしたので、極端に重いというほどではありませんね。
そしてこのインパクトケース、細かいところもとても丁寧に作られています。
拡大すると細かいドットが並んでいるのがわかりますでしょうか?
安いTPUのケースは背面に何の加工もされていないので、部分的にiPhoneの背面に密着して斑になってしまうのです。
それを防ぐために細かいドットがあるのですが、CASETiFYのケースはこれまで見たなかで一番ドットが細かいので全く目立ちません。
そしてさらに感心したのが、サイドボタンの押しやすさです。ケースをつけていると、力を入れないとボタンが押せなかったり、押したときのクリック感が伝わらなかったりするのですが、このケースは全く違和感がないのです。力をいれなくてもクリック感を感じて、とても心地よく押すことができるのです!
つくりを見て理由がわかりました。抵抗を減らすためボタンの横をわざわざ切り取っていました。このような加工をしているケースは私は他に見たことがありません。
ちなみに文字の印刷はとてもしっかりしています。「こすれたら剥げてくるのかな?」と心配していたのですが、このプリントなら大丈夫ですね。触ると盛り上がりを感じる厚みのある印刷で、普通の使い方で剥げてくることはなさそうです。
(一部、文字の角が剥げてきました。固いものと擦れてしまったのでしょうか。過信は禁物でした!)
CASETiFYの「インパクトケース」、あまりにデキがよかったのでご紹介させていただきました。
派手な柄は嫌だけど単なる透明なケースだとつまらない、というかたにはベストだと思います。
もっと保護性能が高いものがよいというかたには、少しごつくなりますが「ウルトラインパクトケース」というものもありました。
CASETiFYのカスタマイズケースは、オンライン注文で1週間程度で海外から送られてきますが、先月から2021年5月まで渋谷パルコで期間限定のショップがオープンしています。その場ですぐにカスタマイズケースを作れるようなのでご興味ある方はぜひ!