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iPhone同士でのデータ移行の仕方を解説【iCloud編】
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過去に「クイックスタート」という方法を使ったデータ移行について解説しています。

iCloudでのデータ移行よりも比較的簡単で、iCloudの容量が不足していてもデータを移行できる画期的な方法ですので、ぜひこちらも確認してみてください!

iPhone同士でのデータ移行の仕方を解説【クイックスタート編】

今回はiCloudを利用したデータ移行について解説していきます。

iPhoneを使っている方なら一度はこの方法でデータ移行したことがある方も多いと思います。

スマホに詳しくない方でも手順に沿って進めるだけで簡単にできますので、この記事を参考にデータ移行してみてください。

 

iCloudとは?

そもそも「iCloud」とは何でしょうか?

iCloudとは、「Appleが提供しているクラウド上のデータ保存領域」のことです。

ただ、このままでは分かりづらいので少し砕けた言い方にすると、インターネットを通じてiPhone端末内ではない違うところにデータを預けて、いつでも自分のデータにアクセスすることができるサービスです。

「違うところに預けて」というと少し不安になるかもしれませんが、データを預ける際に、他の人から見えないように暗号化して送信するため、安心して利用することができます。

もちろん、Appleがデータにアクセスすることもできません。

とても便利なサービスですので、iCloudを使いこなしたら、急にiPhoneが壊れたりなくしたりしても、データを復旧することもできるようになります。

では、さっそくiCloudを使ったデータ移行の手順を解説していきます。

 

iCloudでデータ移行する際の注意点

iCloudの利用状況やご自宅の環境によってはiCloudでのデータの移行ができない場合があります。

■iCloudのストレージ不足

iCloudストレージに十分な空き容量がない場合はバックアップを作成することができないため、ストレージプランをアップグレード(有料)する必要があります。

「設定」<「ユーザー名」<「iCloud」<「ストレージを管理」<「ストレージプランを変更」

から自身に合ったプランを購入しましょう。

iCloudストレージを変更しバックアップが取れるようになると、Wi-Fiに接続されているタイミングで自動でバックアップを取ってくれるようになるため、急にiPhoneが操作不能になってもデータを復元できるようになります。

緊急時に備えて、ストレージはアップデートしておくことをおすすめします。

また、どうしても無料でデータ移行をしたい方は、バックアップ不要でデータ移行ができる「クイックスタート」という方法をおすすめします。

本ブログで「クイックスタート」について解説している記事があるので、ぜひそちらもチェックしてみてください。

iPhone同士でのデータ移行の仕方を解説【クイックスタート編】

■Wi-Fiに接続する

Apple製品はWi-Fiに接続されていない状態でバックアップを取ることができません。

ご自宅に Wi-Fiがない場合はセキュリティ面での不安がない場所でバックアップを取りましょう。

 

iCloud使用したデータ移行の手順

■バックアップを作成する

まず、旧iPhoneに入っているデータのバックアップを取ります。

  1. 旧iPhoneで「設定」<「ユーザー名」<「iCloud」<「iCloudバックアップ」をオンにする
  2. 「今すぐバックアップを作成」を選択する
  3. 最後に作成されたバックアップが更新されたらバックアップ完了

■新しいiPhoneを初期化する

データを移行するためには、新iPhoneを初期化する必要があります。

※既に初期化されている場合はこの手順をスキップしてください。

  1. 「設定」<「一般」<「リセット」(iOS15以降は「転送またはiPhoneをリセット」)」<「すべてのコンテンツと設定を消去」<「今すぐ消去」
  2. 既にApple IDでログインしている場合はApple IDのパスワードを入力
  3. データを消去

■バックアップを呼び出して復元する

  1. 新iPhoneで「こんにちは」画面が表示されたら、案内に沿って設定を進める
  2. 「Appとデータ」画面が表示されたら、「iCloudバックアップから復元」を選択する
  3. Apple IDとパスワードを入力する
  4. Apple IDに登録している電話番号宛に送信された確認コードを入力する
  5. バックアップ一覧が表示されたら、復元するバックアップを選択する
  6. 位置情報サービスやSiriなどの設定を行う
  7. データ転送開始

転送が完了したら各アプリの設定をする

データ転送が完了したら、旧iPhoneに入っていたアプリのダウンロードが始まります。

ダウンロードが完了したら基本的にはそのまま使用できますが、アプリによっては引き継ぎが必要なものもあります。

■LINEの引き継ぎ

iCloudバックアップでデータ移行した場合、基本的にはLINEにログインした時点で友だちからトーク履歴まですべて引き継ぎされた状態で戻ってきます。

ただしLINEの性質上、新iPhoneに引き継ぎが完了した瞬間に、旧iPhoneから強制的にログアウトされて過去のトーク履歴などが確認できなくなるため、もし正常に復元できなかった場合にトーク履歴を復元することが不可能になります。

そのため、念のためにトーク履歴のバックアップはとっておきましょう。

  1. 旧iPhoneから「設定」<「ユーザー名」<「iCloud」から「iCloud Drive」と「LINE」をオンにする ※既に新iPhoneにSIMカードを移している場合はWi-Fiに繋ぐ必要があります。
  2. LINEを開く
  3. 「ホーム(左下のアイコン)」<「設定(右上のアイコン)」<「トーク」<「トークのバックアップ」<「今すぐバックアップ」 ※LINEに登録している電話番号が変更になる場合や、FaceBookログインを利用していて端末が変更になる場合はLINEの「ホーム(左下のアイコン)」<「設定(右上のアイコン)」<「アカウント引き継ぎ」をオンにする必要があります。
  4. 新iPhoneでLINEアプリを起動する
  5. 電話番号とパスワードを入力してログインする ※パスワードがわからない場合は旧iPhoneのLINEアプリから「ホーム(左下のアイコン)」<「設定(右上のアイコン)」<「アカウント」<「パスワード」で変更できます。

■SNSアプリの引き継ぎ

SNSアプリのアカウント情報は基本的には控える必要はありません。アプリを起動するだけで自動的にログインされますが、環境によっては引き継ぎが必要な場合もあります。

■ゲームの引き継ぎ

ゲームに関しては移行できているものとできていないものがあり、ゲームによって異なります。

移行できていない場合は、ログインIDとパスワードで移行できるものと旧iPhoneから引き継ぎ設定が必要なものがあるためゲームの公式サイトなどから確認が必要です。

■その他引き継ぎが必要なもの

スマホで口座の残高などが確認できる銀行アプリや、個人で作られているアプリなどは引き継ぎが必要な場合があります。

電子マネーやコード決済のアプリなども引き継ぎが必要なものがあるため、よく使うアプリはすべて一度起動してからきちんと移行できているか確認することをおすすめします。

 

格安SIMやeSIMを利用している場合は再設定が必要なことも

■格安SIMの引き継ぎ

  1. 利用している格安SIMの会社で新iPhoneの動作確認が取れているか確認する
  2. SIMロックが掛かっている場合は解除する
  3. 旧iPhoneから新iPhoneにSIMを差し替える
  4. 格安SIMのプロファイルをインストールする

プロファイルのインストール方法は各会社によって違うので公式サイトから確認しましょう。

■eSIMの引き継ぎ

iOS15からeSIMの転送がサポートされ、データを移行する際に「モバイルデータ通信プランを転送」の画面が表示され、eSIMを引き継ぐか選べるようになりました。

しかし、iOS14より前のバージョンでeSIMが引き継げなかった場合やデータ移行の前に新iPhoneでeSIMの設定をしていた場合は、eSIMの再発行が必要になります。

こちらも格安SIMと同様、会社によって再発行の手順が異なるため、確認が必要です。

 

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