iPhoneやスマートフォンに使用されている電池はリチウムイオンバッテリーです。バッテリーには寿命があり、劣化すると膨張してしまうことがあります。
膨張してしまうと、さまざまな故障を引き起こすこともあり危険なので、なるべく早期にバッテリー交換をすることをおすすめします。
こちらのコラムでは、バッテリー膨張の原因や危険性について説明しています。ぜひ参考にしてください。
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バッテリーが膨張したままiPhoneの
使用を続けるのはとても危険
バッテリーが膨張しているのにiPhoneを使い続けるのはとても危険です。すぐ、iPhone修理店に持って行きましょう。そのまま使用していると発火や爆発の危険性があるからです。さらに、ケガや火傷、データの破損にもつながってしまいます。
そのため、バッテリーが膨張した場合は、すぐに使用を中止する必要があります。電源もONになっているのであれば、OFFにしましょう。OFFにした状態で膨張がひどくなってしまわないうちにiPhone修理店でバッテリー交換をしましょう。
このように、バッテリーが膨張したまま使用するのはとても危険です。
電源をOFFにする方法
・iPhone Ⅹシリーズ/11シリーズ/12シリーズ
右側「電源ボタン」と「音量ボタン」同時に長押し「スライドで電源オフ」をスライドさせる
・iPhone 6シリーズ/7シリーズ/8シリーズ/SE(第2世代)
右側「電源ボタンを」長押し「スライドで電源オフ」をスライドさせる
・iPhone 5以前/SE
上部「電源ボタンを」長押し「スライドで電源オフ」をスライドさせる
バッテリーが発火・爆発する原因については下の関連記事をご確認ください。
iPhoneのバッテリーが膨張する
3つの原因
リチウムイオンバッテリーは、強い衝撃や熱、劣化によってバッテリー内部でガスを発生させてしまいます。このガスによってバッテリーを膨張させてしまうのです。ガスを発生させ膨張してしまう主な原因は下記を確認してください。
1.充電したままiPhoneの使用を継続
自宅にいるときに、充電をしたままiPhoneを使用する方は多いのではないでしょうか。長期にわたり充電したまま、操作をしていると、バッテリーが劣化してしまい膨張を引き起こしてしまう。
2.高温環境での使用
直射日光をはじめ、夏場であれば車内に置きっぱなしで使用するのはおすすめしません。また、冬場にストーブのそば、こたつの中に置いたままなども同様です。高温になりやすい環境での使用が原因で膨張を引き起こすことがあります。
3.水場での使用
お風呂に入浴しながらiPhoneを使用する方も少なくありません。最近のiPhoneは耐水機能がありますが、完全防水ではないので、小さなゆがみから水蒸気の影響を受けることもあります。浴槽に落とすことも考えられます。また、トイレに落としてしまうなんてこともあるかもしれません。
リチウムイオンバッテリーは、水がかかるとか化学反応を起こして発熱することがあります。高温化することが原因で膨張してしまうかもしれません。
これらの原因に限らず、膨張しているかもと感じたら危険なので、速やかにiPhoneの使用をやめましょう。
また、膨張を未然に防ぐためにバッテリーを劣化させない使い方が気になる方は下の関連記事をご参考ください。
iPhoneバッテリーの無償交換
もしもバッテリーが膨張してしまった場合に、条件を満たすことで無償交換が可能です。バッテリー膨張は、バッテリーのみの交換はできません。基本的には、本体交換をすることになります。無償交換の条件は、新規購入から2年以内の場合、かつ、ほかの破損や水没などの損傷がないことです。
2年以上経過の場合は、無償での交換はできませんが、保証に加入している場合は安い費用で交換することができます。
過度に膨張してしまう前に
バッテリー交換
過度な膨張、発熱がなければバッテリー交換をすることができます。気が付いた時点で速やかに交換しましょう。過度な膨張、発熱があると発火したり、爆発したりする恐れがあるのでバッテリー交換ができないことがあります。
また、iPhone本体が歪んでしまい画面や基板にまで影響を与えてしまい、バッテリー交換以外に修理が必要になる場合もあるので、そのまま使用を続けるのはおすすめしません。
そのため「バッテリーの発熱」「バッテリーの膨張」を少しでも感じられた場合は、交換不可になる前にバッテリー交換をしましょう。
特に膨張したバッテリーは危険です。バッテリーは強力に固定されているので、外す際に力加減を間違えてしまうと、その場で発火・爆発してしまう危険性があるからです。ですので、バッテリー交換を自分ではなく、プロに任せましょう。交換したバッテリーも安全かつ適切な方法で処分してくれるので、個人で処分する必要もありません。
iCrackedでもバッテリー交換を承っております。詳しくは、「iPhoneのバッテリー交換」のページをご確認ください。iPhone機種ごとのバッテリー交換の値段や使用するバッテリーなどの情報が掲載されています。
バッテリーの廃棄処分について
修理店でバッテリー交換をした場合は、それぞれの店舗で安全かつ適切な方法で処分をしているはずです。iCrackedでは、使用済みバッテリー用の耐火袋の利用や専門業者に廃棄バッテリーの処分を依頼するなどの対応をしています。
危険なので推奨しませんが、個人でバッテリー交換をする場合は、膨張の有無に限らずiPhoneやスマートフォンなどのモバイルバッテリーの処分には注意してください。
交換したバッテリーや必要なくなった古いiPhoneやスマホを個人で、そのままごみ箱に捨てるのは危険なのでやめましょう。そもそも、ほとんどの自治体で回収不可とされています。前述の通り、発火や爆発の危険性があるからです。
もし、個人で処分する場合は、「ビックカメラ」「ヤマダ電機」「ケーズデンキ」などの大型家電量販店やホームセンターにある回収ボックスに入れましょう。
また、携帯キャリアの販売店舗で引き取ってもらえる場合もあります。事前に確認しておくといいでしょう。
まとめ
こちらでは、iPhoneバッテリーの膨張危険性につてい説明しました。発火や爆発するリスクがあり、新たな故障やデータが消えてしまうこともあります。
それだけではなく、ケガや火傷などの危険性もあるので注意してください。膨張しているバッテリーを自分で交換するのは危険です。
膨張していないバッテリーでも、衝撃を与えてしまうことで発火してしまうこともあります。自分で交換しようと考えず、必ず修理店に依頼しましょう。
店舗探しを迷われているのであれば、ぜひ、iCrackedにお任せください。法律で定める技術基準に適合し、検査と届出を行った「PSEマーク表示バッテリー」を使用しています。安心してお任せください。