iPhoneを使っていたら「iPhoneは使用できません」と表示されてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。表示されてしまった際に正しい対処を行えば、いつも通り使えるようになります。この記事では「iPhoneは使用できません」と表示される原因と、表示された時の対処法を解説します。
- 目次
「iPhoneは使用できません」が表示された原因
「iPhoneは使用できません」と表示されてしまう原因は以下の3つです。1つずつ詳しく見ていきましょう。
パスコードの連続した誤入力
パスコードの入力を6回以上間違えてしまうと、iPhoneにロックがかかってしまい「iPhoneは使用できません」「1分後にやり直してください」とロック画面に表示されます。その後間違え続けると、9回まではロック時間は長くなるものの、一定時間を過ぎればパスコードの入力は可能です。10回目から「iPhoneは使用できません」「iTunesに接続」と表記され、パスコードの入力が全くできなくなります。
デバイスの不具合による誤タップ
画面に触れてもいないのに端末が勝手に誤作動を起こして、パスコードが入力されてしまうことがあります。この現象はゴーストタッチと呼ばれ、文字が入力される、アプリが開く、電話をかけてしまうといった勝手に画面が操作されてしまう現象です。ゴーストタッチは、画面に付着した汚れやホコリ、静電気、水濡れ、経年劣化など、さまざまな要因で発生します。
iOSの不具合
iOSアップデートの失敗やシステムのクラッシュが原因で、タッチパネルに誤作動が生じている可能性もあります。普通に使用している分にはiOSのクラッシュは発生しませんが、アップデートを行っている時に電源を切る、容量や電量不足、ネットワーク接続の問題といった要因でアップデートに失敗すると、不具合が生じることがあるでしょう。
「iPhoneは使用できません」が表示された時の対処法
「iPhoneは使用できません」と表示された時の対処法を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
正しいパスコードを入力する
パスコードの誤入力により「iPhoneは使用できません」と表示されるようなら、パスコードは6～9回まで再度入力が可能ですので、正しいパスコードを入力しましょう。設定で「データを消去」がオンになっている場合は、パスコードを10回以上連続で間違えると、データの流出を防止するため、データが初期化されてしまいます。
iPhoneを復元する
パスコードが思い出せない、またはiPhoneが操作できない状態になってしまった場合は、データのバックアップがあれば、iTunesでiPhoneを復元してロックを解除することが可能です。iTunes（MacではFinder）でiPhoneを復元する手順は次の通りです。
- iTunesまたはFinderをパソコンで立ち上げ
- iPhoneをケーブルでパソコンに接続
- iPhoneの電源を切り、リカバリーモードで再起動
- iPhoneをパソコンに認識させる
- WindowsパソコンでApple デバイスアプリを使う場合、Apple デバイスアプリウインドウのサイドバーに、接続したデバイスのアイコンが表示されたことを確認する
- WindowsパソコンでiTunesを使う場合や、以前のmacOSを使う場合、iTunesウインドウの左上にアイコンが表示されたことを確認する
- macOS Catalina以降のMacの場合、 Finderウインドウのサイドバーにアイコンが表示されたことを確認する
- 「アップデートまたは復元を必要としているiPhoneに問題があります」→「復元」を選択
iPhoneをリカバリーモードで立ち上げるには、以下の方法で行います。
iPhone6s以前、iPhone SE（第1世代）の機種の場合：ホームボタンとトップボタン（サイドボタン）を同時に押して、「コンピュータに接続」が表示されるまで長押し
iPhone7の機種の場合：トップボタン（またはサイドボタン）と音量を下げるボタンを同時に押して、「コンピュータに接続」が表示されるまで長押し
iPhone8以降、SE（第2、3世代）の機種の場合：音量を上げるボタン→音量を下げるボタン→「コンピュータに接続」が表示されるまでサイドボタンを押す
また、iPhoneのiOSが15.2以降の場合、パソコンを使わずにiPhoneでパスコードをリセットできます。パスコードをリセットするには、Apple IDとパスワードが必要になります。
「パスワードをお忘れですか？」という表記からパスコードがリセットできる機能は、iOS17以降に更新されているiPHoneで利用可能です。iOS 17でiPhoneをリセットする手順は以下になります。
- 「iPhoneは使用できません」と表記された画面の右下にある「パスワードをお忘れですか？」をタップ
- 「セキュリティロックアウト」画面で「iPhoneのリセットを開始」をタップ
- Apple IDのパスワードを入力後、Apple IDからサインアウト
- 「iPhoneを消去」をタップ→データと設定が全消去
- 再起動後、データと設定をバックアップから復元して新しいパスコードを設定
iPhoneを初期化する
iTunesやiCloudにデータのバックアップを取っていなかった場合は、データの復元はできないので、初期化が必要になります。初期は上記のiTunesを使った方法でも可能ですが、iPhoneの「探す」で初期化する手順は以下の通りになります。
- 「iCloud.com」の「デバイスを探す」にサインイン
- 「すべてのデバイス」から初期化を行うiPhoneを選択
- 「iPhoneを消去」→「消去」をタップ
「iPhoneは使用できません」と表示される不具合が解消しない場合は
上記で紹介した対処法を実践しても、iPhoneは使用できませんという表示が消えない不具合があるようなら、スマホ本体の故障の可能性もあるため、修理店に相談してみるのも1つの方法です。iPhone修理ならiCrackedへご相談ください。