こんにちは、iCracked Storeです。
今回はこれからの時期気をつけたいスマホの持ち歩き方についてのお話です。
汗でもスマホは水没する!薄着に注意
当店はiPhoneやGoogle Pixelの修理を行っておりますが、
水没させてしまったのを直して欲しいという方の修理依頼も数多く寄せられます。
もちろん夏の海水浴やプールなどに行ってスマホを落としてしまうなんてこともありますが、
意外に多いのが………
汗による水没
です
夏の薄着の時期に、iPhoneをズボンのポケットやスーツなどのシャツスタイルの方は胸ポケットなど、地肌と近い場所に入れておくことは大変危険です。
炎天下に晒されれば短時間でも汗びっしょりなんてことも多分にあると思います。
その汗がスマホにも染み出してしまい、内部へ浸透、そのまま故障なんてこともあります。
実際にあった問い合わせ
当店でも「急に電源がつかなくなった」と持ち込まれたお客様の端末内部を確認すると
全体に腐食跡がある端末を数多く見てきました。
話を聞くと「ポケットに入れたまま激しい運動をした」という方や、
「(他に入れることろが無いから)作業着の胸ポケットに入れて作業をしていた」という方もいらっしゃいました。
正直なところ、
そこまで気にしてなかった
という方がほとんどでしょう。
そこにはiPhoneの「防水性能」に対する信頼が関係してそうです。
最近ではApple公式のCMの中でiPhoneを水溜りに落とす演出があったり、YoutubeにてiPhoneの防水性能を試すと銘打った検証動画が多く出回ったりとかなりこの「防水性能」の信頼が固まっています。
しかしながら知らない方もいるかもしれませんが、
iPhoneの耐水性能はあくまでも「耐水」。
決して「完全防水」ではありません。
Appleの公式HP内でも「iPhone7以降の端末は防沫性能、耐水性能、防塵性能を備えています」とありますが
防沫(ぼうまつ)・・・液状の飛沫がかかるのを防ぐ(例:水しぶきなど)
防塵(ぼうじん)・・・塵が入るのを防ぐ
「防水」との表記は一切なく「耐水性能」と表記されています。
外部から水が入り込まないように処理・加工がされている「防水」とは違い、
「耐水」は水に対して変形、変質、破損などの影響がないことを指します。
またその性能も時間経過によって劣化してしまいます。
AppleのHP内でも以下の記載があります。
『防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。』
新品時には高い耐水性能を発揮するものでも、
1年も使っていればかなり劣化が進んでいると思います。
(※あくまでも経験からの個人的な解釈です)
この夏の持ち歩き方法
上記を踏まえて、特に薄着の時などはどのようにスマホを持ち歩けばいいのか
個人的にお勧めなのが、
ウェストポーチやボディバックなど小さめなバックに入れて持ち歩くことです。
財布やカギ類などとまとめて入れておけば、入れる荷物が少なすぎるなんてこともないかと思いますし、
サイズ的に500mlのペットボトル程度ならすっぽり入るサイズのものが多く、
今月から始まったレジ袋有料化にも対応できるかなと思います。
もし肌につくと余計に暑くなって嫌だという方にはサコッシュを勧めます。
肩にかける部分が紐になっているものがほとんどなので、そこまで肌に密着するストレスはなく
その上でスマホを汗による水没から守ってくれます。
ここまで書いてきましたが、必ずしもポケットで持ち歩くと水没する!というわけではありません。
ただ少しでも故障のリスクを減らすために、できることから始めてみてはいかがでしょうか
iCracked Storeでした
担当:O
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